育児系

姉弟がいる場合はどちらにも平等に接することが大事

こんにちは、今回は「兄弟がいる場合はどちらにも平等に接することが大事」と言うテーマでお伝えします。

兄弟平等で接することが大切な理由とは?

我が家の兄弟は4歳差です。下の子が産まれた時、まだ上の子は小さくて、完全に2人は同じ土俵で母の取り合いをしているライバル同士でした。

新生児を抱えて、まだまだお母さんに甘えたい盛りの4歳の子の世話をすることは、想像以上に大変でした。

産む前は「2人育てているからやり方もわかっているし、前回よりも楽になる」と思っていたのですが、それは大きな間違いでした。

テニスが上手な人でも、両手にラケットを持って2つのボールを打つことは難しいように、

双子の時に経験して「これでいける」というノウハウがことごとくうまくいかず、

「どうしてこんなにうまくいかないんだ。」と落ち込んだこともありました。

そんな中で悟ったのが、「お姉ちゃんなんだから、という理由で上の子に我慢させないことが大事だ」ということです。

目先の新生児のお世話のために上の子を我慢させると、

下の子に意地悪をしたりして最終的に一番力の弱い下の子が被害をうけることになってしまいます。

そこで、下の子のおむつを替えながら、上の子と話をする。寝かしつけの授乳をしている時でも、顔は上の子の方を向いて手をつなぐ。

弟が寝ている時は「ママタイム」と称して、

3人でおやつを食べたり、ハグしたり「あなたのことが大好きなんだよ」と言葉や態度で示す。

いつもは難しくても、ここぞとというチャンスを逃さずに「2人の時間」を大切にするようにしました。

兄弟平等な子育てを意識した経緯

なぜこのことを意識したかと言うと、私自身が長男として育ちました。

両親は「お兄ちゃんなんだからこうしなさい」「兄なんだから」という言い方は一度もしなかったですが、自然とその役割を感じていたのか「兄らしくしなきゃいけない」と育ったように思います。

何か問題があれば下の子は「~助けて~お願い~」と甘えてくるし、長男の私は「もう、しょうがないな~」と口では言いながら、

「兄だからしっかりしないとね。兄の面倒は自分がしっかり見なくっちゃ」と思っていました。

私の兄弟関係を知らない人にも「しっかりしてるね」「いいお兄さんなんじゃない?」と言われる位で、私は自他ともに認める「兄気質」でした。

(ちなみに下の子も「お兄ちゃんがいるでしょう?」といつも言われていたようです。)

こんな風に、何も言われなくても周りからの期待で兄弟の役割に当てはまっていくものなんだ、と自分自身が感じていたため、

子ども達には「お姉ちゃんなんだから」「弟なんだから」という役割を強く意識させるような伝え方は一切しませんでした。

親が「兄なんだから」「弟なんだから」と伝えることで、より一層その「役割」に縛られたり、囚われたりして欲しくありませんでした。

そもそも「お姉ちゃん」という呼び方もしませんでした。

子ども達が育って大人になった時に「姉」「弟」という兄弟関係だけでなく、

「男なんだから」「女なんだから」「母なんだから」「父なんだから」といった先入観を持たずに、

目の前の人と向き合って人間関係を作り上げられる人になってくれたらなあと考えています。

兄弟平等に接することで兄弟関係が良好になる

兄弟で平等に接する際に気をつけていることはまず、お互いの呼び名は名前です。

でも、お姉ちゃんのことが大好きで、いつも一緒にくっついて楽しそうに遊んでいます。

たまにケンカもするけれど、気づくとまた一緒に遊んでいます。

また、兄も弟のことをいつも気にかけていて、とてもよく面倒を見てくれます。

下の子が産まれた後、保育園生活でも落ち着いていたようで、先生に

「下の子が産まれると不安定になるお子さんもいるけれど、とっても安定していますね。親からの愛情を十分うけているから、安心しているんだと思いますよ。ご両親の育て方が上手なんですね」

と言われたことは、「私のやり方は間違っていなかったんだ!」と感じ、まるごと私のやり方を肯定してもらったような気がして、とても嬉しかったことを覚えています。

保育園の中でも、仲は良かったようです。2人が園庭でバッタリ会った時も、上の子は下の子の名前を呼んで駆け寄って、お世話をしていたそうです。

節分の時は鬼から守っていた、という可愛いエピソードも聴きました。

また、弟が小学校に上がる時にお兄ちゃんは「僕は○○君が小学校でいじめられないかどうか、とっても心配なんだ~」と言ったくらいでした。

弟の事をほめる時は、必ず「○○がこうやってできるのは、毎日いいお手本を見ているからだね」と、セットで上のことの事もほめるようにしていました。

(誉める理由を無理やり探していたわけではなく、本当にそう思っていたこともあります。下の子って上の子のことを本当によく見て真似しています。)

今は、上の子が下の子を褒めてくれています。もし兄弟がいる場合は先入観を持ちすぎず平等に接することを意識してみてください。

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