こんにちは、今回は「子供には本物の体験をさせることが大事」というテーマでお伝えします。
子育てで本物の体験をさせるために実際にやったこととは?
私が子育てをする際にとても気をつけていたことは子供に本物を教えるということです。
画像や映像など簡単に手に入るものよりも、その時、その場にあるもの、特に本物を見せることを優先にしていました。
例えば絵本も沢山読み、写真もDVDも見せましたが、そのあとは動物ならば動物園、魚なら水族館、同じように博物館や美術館へ足を運びました。
電車を見せたり車を見せたりするために色々なところへ行きました。
スポーツもきちんとスタジアムや体育館へ足を運びその雰囲気や温度を体感させました。
あまり反応がなくてもお寿司ならきちんと寿司屋さんで、なるべく旬を理解させるために季節の食べ物を意識して紹介したり、作る過程を見せたり紹介したりしました。
100%のフルーツジュースを飲ませる時も、実際のフルーツを絞ったりして、ただパックやペットボトルから注いで終わらせることはしませんでした。
小さいうちはよく料理を作る姿を見せましたし手伝いも簡単なことを沢山やらせました。
小学生になるまでは親は隠れて食べたとしてもファストフードとポテトチップスなどどこに行ってもあるもの、袋を開けるだけのものは極力子供に食べさせないようにしています。
温度や風、景色もさまざまだと感じて欲しかったので公園だけではなく国内外問わず、旅行にたくさん連れ出しました。
その先で季節や天気の違いや、国の違い、距離や時差など、
ともかくできるだけ足を運び自ら感じてもらう時間を優先して作るようにしていました。
日本人以外の人にも接するチャンスを作り、言語をはじめとする多様な環境が当たり前だと教えました。
子供にリアルな体験をさせることで子供は感情を味わえるようになった
なぜこのような子育てをしていたかと言うと、私はやはり百聞は一見にしかずだと思っているからです。
親の価値観より子供の想像力の方がはるかに豊かで大きなものだと思っていたからです。
いくら「ライオンはこれです」と平面の絵を見せても実際見て感じることにはかなわないはずです。
実際に本物を見た子供は平面で親が「ライオンさんはこうだよね」と伝える以上のことを自由に感じ覚え学んでいくと思います。
言葉なんてなくても自分でライオンを見て感じることは子供の自由です。
大きいとか怖いなんていうのは親が教えているだけでその時点で子供の想像力を奪うような限りあるようなことをあらかじめ教えたくなかったのです。
同じように食事もファストフードや回転するお寿司では何も感じないと思っていました。
そう思っていたらお寿司屋さんのとなりのカウンターに座っていたお洒落な帽子をかぶった紳士が声をかけてくれて
「会話を楽しみながら旬のものを教えて食を楽しむのが本当の教育だよ、子供をきちんとしたお寿司屋さんに連れてきているのはいいことだね」
と言ってくれました。
こういう社会の中で子供はマナーを身につけてさまざまなことを学んでいくんだと教えてもらいました。
私と同じ考えの方に出会いこのまま本物を見せていきたいと強く思いました。
まだ食べられないお店でも、よくわからないものでも、親が勝手にまだ早いと判断することもないのだと思いました。
辛いもの以外は口に入れて苦いと感じるか甘いと思うか好きか嫌いかとかは自分で判断させました。
子供にまず感じてもらったものを改めて絵や映像で話すことは意味があると思いますがあえて、大きな灰色のものはゾウさんとか初めから言わないように気をつけていました。
沢山の本物の経験をさせたことで多様性を受け入れられるようになった
私は子供には色々なものを自分で食べて感じてもらっていたし、
旬で新鮮なものを美味しいうちに食べさせていたので好き嫌いが少なく育ちました。
ピーマンや人参が甘いからと大好きだったり、料理にも興味があります。
餃子やコロッケは実際作らせたので、作る大変さやありがたみを知ったと思います。
海外にも興味があり沢山の言語や国を理解しようとしています。日本語がダメなら英語、ダメならフランス語と知っている単語を出してコミュニケーションを図ろうとしています。
目で見てきたものはしっかり覚えているのか、宣伝で使われているものも本物を知っている自信があるようです。
知識があることで話題が豊富です。
俳句などでも季節を意識した作品を多く作りますし、自然をテーマにしたものや動物などを主体に作り上げるものが多いと思います。
昆虫や植物から季節を理解しているので理科の成績が悪くなかったです。
また、美味しいものをしっかり理解しているので味覚が鋭いです。
多様な文化、ひと、考え方があることに抵抗や、違和感がないようでどんな人でもうまくやろうと観察をして方法を考える子になりました。
スポーツも芸術でもなんでも興味があり幅広い趣味をもっています。
まだ成長途中ではありますが、広い目で大きく自ら感じていることを見せてくれるので、日々私達も驚きも多く逆に教えてもらうことも増えています。
本物を知っている子供の目は鋭く時に幅広く、さまざまな人に優しくなっているように思います。
病気や障害に関してもじっくり教えてきました。
これからはその辺りもゆっくり理解してもらい社会に貢献してもらえたらいいと思います。
このように数々の経験から思ったことをさらに知ろうとし、自分で疑問を持てる子になったと思います。