2011年の東日本大震災から早12年。
この間にも、熊本地震や大阪北部地震など、大きな被害をもたらす地震災害が発生しています。
本記事では、防災グッズとして最低限用意していくものをまとめてご紹介し、有事の際に生き延びるための準備に役立つ品々を解説していきます。
【この記事を読んでわかること】
・備蓄用の防災グッズ一覧
・用意する目安量
防災グッズで最低限用意すべきものとは?
災害発生後、政府からの支援が届くまでには大体3日ほど日数が掛かることから、最低限家族が3日間は過ごせる環境を自力で整えておかなくてはいけません。
【震災と支援物資到着日数】
名称 | 年度 | 物資到着目安 |
東日本大震災 | 2011年 | 3日前後 |
熊本地震 | 2016年 | 3日前後 |
大阪北部地震 | 2018年 | 3日前後 |
避難所までの移動を含め、最低限生き延びるために必要なものは下記です。
【最低限用意しておくべきもの】
飲料水 | 1人1日2~3ℓの水分 |
食料 | 1人1日2~3食分の保存食 |
照明器具・情報収集ツール | 手動発電ライト※ラジオ機能付き |
防水・防寒具 | 雨合羽、靴下・手袋、タオル、下着 |
衛生用品 | 簡易トイレ・除菌ウエットティッシュ・水溶性ティッシュペーパー・口腔ケア品 |
1.「長期保存可能な飲料水」
飲料水は、1人1日あたり2~3ℓ必要とされており、家には10日分の備蓄を用意し、非難時には2~3日分を持って移動するようにしましょう。
保存水の他にも、スポーツドリンクやジュースなどを用意しておき、災害時のストレスを少しでも緩和できるようにしておくと効果的です。
2.「災害用の非常食」
食品も水分と同じく、10日分の用意して置くようにしましょう。
生鮮食品から優先して食べていき、保存が利く物は後回しにして、災害用の保存食は最後まで温存しておくように心がけます。
栄養バランスが考えられたセット保存食を用意しておくと、適切なバランスで体調を維持できるためおススメです。
3.「照明器具・情報収集ツール」
明るさの確保と、情報収集に必要なツールを用意して置きましょう。
最もオススメなのは、手回し式の多機能ライトです。
ラジオ&アラーム、スマホ充電にソーラー蓄電も可能な多機能モデルで、照明と情報の両方を一手に確保できるため、災害時に重宝します。
4.「防水・防寒具」
避難移動時に備えて、雨具や防寒具も合わせて用意して置きます。
避難移動の際は荷物が多く、危機回避のためにも両手は空けておくべきなので、レインポンチョの用意をオススメします。
体温の低下を避けるためにも、体を濡らさないことは大変重要になってきます。
5.「衛生用品」
最後は各種衛生用品です。
簡易トイレや除菌シート等、必要に合わせて用意する必要があります。
万全の用意をしたい方は、防災リュックセット等の購入がオススメです。
まとめ:防災グッズは備蓄と移動用で二つ用意しておこう
災害発生の際には、家屋が倒壊したり、ライフラインが断たれてしまう可能性があり、備蓄だけではなく避難所への移動に備えておくことが大切です。
最低限、支援物資が届くまでの平均日数(3日前後)は、自分たちで生き延びるための防災グッズを用意しておきましょう。
日本は地震大国であり、津波や土砂崩れ等の二次災害にも気を付けなくてはいけません。